仕事で失敗ばかりだと、自信を失ってしまいますよね。
私も新人の頃は、失敗ばかりして落ち込んでばかりいました。
優しかった先輩も、失敗が続くとなんとなく冷たくなってきたような気がして辛かったです。
今回は、新人が仕事で失敗ばかりでも問題ない理由、私の失敗談、名誉挽回方法を紹介していきます。
新人が仕事で失敗ばかりでも問題ない理由
新人は失敗をするものです。
その為、会社に致命的なダメージを与えるような仕事は新人には任されません。
失敗が続くと、周りの目が冷ややかに感じて辛いこともあるかもしれませんが、大丈夫です。
私は7年ほど管理職をしていて、何十人も新人を見てきましたが、多くの新人が少し慣れてきたころにミスが出てきます。
ミスをした本人からすると絶望的な気持ちになりますが、上司はミスをされる事に慣れていることが多いです。
もちろん、失敗をされると上司の仕事が増えますので、失敗しないでくれるとありがたいですが、失敗されても新人だから仕方ないと思っています。
私の失敗談
誰でも皆、失敗をします。
てきぱき仕事をこなしているあなたの先輩や上司も、これまでに失敗をしてきています。
私も新人の頃、数えきれない程たくさん失敗をしました。
ここでは、私の新人の頃の失敗を紹介します。
失敗の体験談をみて、自分だけじゃないんだと安心して頂けたらと思います。
1.報連相をしておらず、納期に間に合わないところだった
プログラマーとして働いていた新人時代、仕事を教えてくれる先輩が非常に話しかけにくい雰囲気で、ほぼ会話をせずに日々を過ごしていました。
仕事でつまづいても聞くことが出来ず、問題解決に膨大な時間がかかっていました。
進捗状況も一切報告していなかったのですが、もう納期に間に合わないかもしれないと思ってから、ようやく先輩に相談しました。
先輩は私の代わりにほぼ徹夜で作業をして、なんとか納期に間に合わせてくれました。
私は横で、ただじっと様子を見守ることしか出来ませんでした。
地獄のような時間でした。
2.会計を間違えた数日後、商品を入れ忘れた
私がアパレルの販売員に転職したばかりの頃の失敗です。
クレジットカードの支払い金額を間違えて入力してしまった為に、お客様やカード会社、テナントが入っている商業施設、自社の本社への報告等の業務が発生し、多くの人に迷惑をかけてしまいました。
「もうこんなミスはしないぞ!」
と、会計に集中したところ、今度はお客様が購入した商品を一部入れ忘れてしまったのです。
もうすでにお客様の姿はなく、お客様からのご連絡を待つことに。
当時の店長には
「どうしてそんなにミスばかりできるの?」
と言われ、ミスばかりする自分はおかしいのかと激しく落ち込みました。
3.自分のミスを上司と謝罪に行った帰り道、上司が事故を起こし車が大破
混雑時に急いでお会計をした為、違う方のレシートを間違えて渡してしまいました。
そのことで、お客様にお釣りが足りないという誤解を与えてしまいました。
レシートを渡し間違えただけで、会計に間違えは無かったという説明と謝罪を丁寧にしましたが、お客様が激しくお怒りになってしまい、後日上司とお客様のところに謝罪に行く事になりました。
結局お客様には、なんとか納得して頂けたのですが、帰り道に上司が事故を起こして、車が大破してしまったのです。
幸いケガはなかったのですが、上司の車は廃車になってしまいました。
事故を起こしたのは上司でしたが、自分の失敗のせいで車を出してもらったので、責任を感じてしまいました。
失敗後の名誉挽回方法
私の失敗談を読んで頂ければわかる通り、私もやばい失敗をたくさんしてきました。
このように、誰でもミスはしてしまうので安心してください。
肝心なのは、その後どうやって名誉挽回するかです。
失敗の原因を振り返り対策をする
失敗をしてしまった事は取り消せないので、もう同じ失敗をしないようにするしかありません。
まずは、なぜ失敗をしてしまったのか原因を深堀し、それに対する対策を考えましょう。
- 体調不良やプライベートの事、ストレス等で仕事に集中出来ていなかった
→ 周囲に事情を説明して、重要な部分は誰かに代わってもらったり、念のためチェックをしてもらう。
- 周囲とのコミュニケーション不足
→ 日ごろから周囲とコミュニケーションを取る(それによって困っている時に助けてもらえることもある)
- 分からない事を自己判断で進める
→ 分からないことや、自信のない事は必ず確認してから進める
- 仕事のやり方が間違っている
→ 仕事のやり方に問題がないか、上司に確認してみる
原因は一つでは無いことも多いです。
ミスが続いている場合は、どんな時にミスをしてしまう傾向があるのか。
失敗してしまった原因を徹底的に深堀し、対策を考えましょう。
張り切って働く
「失敗をしてしまった時は、いつもの倍働くつもりで動くといいよ」
これは私が新人の頃、仕事が出来る先輩が言っていた言葉です。
当時の私は、失敗をしてしまった事に落ち込み、何事にも消極的になっていました。
その事が、更に周囲に迷惑をかけていたことに、当時の私は気が付いていませんでした。
人の仕事までやるという事ではありません。
自分の仕事に全力で取り組むという事です。
私は販売職なので、売上をとる事が私のメインの仕事です。
私の職場は個人ノルマが無いので、失敗をした時は誰よりも早く・たくさん接客につき売り上げをとる事に集中しました。
そうすることで、失敗したけど頑張っているなと周囲が思ってくれて、失敗を大目にみてくれると感じることが多かったです。
失敗してしまった時こそ、今まで以上に自分の仕事に集中し、会社やチームに貢献しましょう。
報連相を徹底する
失敗したという報告はしづらいものですよね。
しかし、失敗に気づいたら出来るだけ早く上司に報告しましょう。
怒られたり嫌な顔をされる事もあるかもしれませんが、まず報告しましょう。
報告する際は、言い訳せずに事実を話すようにしましょう。
上司の立場からみて、一番困るなと思うのは、失敗を隠す人です。
失敗を隠されると、何かあった場合に対応が遅れたり、発見に余計な時間がかかったりします。
私の職場には、なかなか報連相が出来ない新人がいたのですが、お会計のミスをしてしまったのに、言い出せずにそのままにして帰宅してしまったという事がありました。
自分でなんとかしようと、会計を取り消したり、やり直した履歴があった為、ミスには気が付いているようでした。
その新人が自分でやり直した操作は間違っていた為、修正に余計に時間がかかってしまいました。
翌日、彼女に理由を尋ねると
「途中でわからなくなったので、そのままにしてしまいました」
と言われて驚きました。
わからなければ、ききましょう。
間違ってしまったら報告しましょう。
判断に迷ったら相談しましょう。
まとめ
本記事では、新人が仕事で失敗ばかりでも問題ない理由、私の失敗談、名誉挽回方法を紹介しました。
- 新人が仕事で失敗ばかりでも問題ない理由
- 私の失敗談
- 名誉挽回方法
- まとめ
私は新人の頃、周りと比較しても失敗が特に多かったと思うので、落ち込んでばかりいました。
「なんて自分は仕事が出来ないんだ」
「もうこの仕事は向いてないかもしれない」
と落ち込んで悩むことが多かったです。
しかし、こんな私でも今では店長になり、新人を指導する立場になりました。
自分もたくさんミスをしたので、ミスには寛容なタイプだと自負しています。
いつかあなたも、
「新人時代は、私も失敗ばかりだったよ」
と笑って失敗談を新人に話せる時がきっときます。
失敗してしまった時は、本記事でご紹介した名誉挽回方法で名誉挽回をして、少しづつ成長していきましょう。