いろんな人と日々働いているとちょっとした事で嫌な思いをしたり、仕事上で失敗やミスをしてしまうことは誰にでも多かれ少なかれあるのではないでしょうか?
そういう事が起きてしまった時、ついいつまでもくよくよと悩んだり気になって引きずってしまうなんて事ありますよね?
「いつまでも引きずっていても仕方ない」、
「次は同じ失敗をしなければいい」、
「その為に今回の事を活かせる方法は?」
等々一生懸命切替えようとしてもなかなかうまく行かないこと、ありませんか?
かく言う私もそういう事がよくあります。そういう時に心掛けている対処法があります。
元々持っている性格もあるので完全に引きずらないようになれるという訳ではないかもしれませんが、
この記事を読めばほんの少し違う視点から考えるきっかけが生まれるかもしれません。
是非参考にしてみてください。
自分の性格や考え方の癖に目を向ける
そもそも同じように失敗したり嫌な事があってもさっと切り替えられる人とそうじゃない人がいますよね?
その違いは何なのでしょうか?
そこには自分の持っている性格や考え方の癖のようなものが関係しています。
例えば私の事ですが、自分で言うのもなんですが完璧主義で真面目な性格です。
私のように完璧主義の人は嫌な事や失敗がある事そのものが嫌でたまりません。
その嫌な事や失敗を
「無かった事にしたい」
そんな風に思ってしまいます。
その背景には、完璧主義な人はその嫌な事や失敗そのものを
自分の価値の無さに無意識に直結して考えてしまう事が挙げられます。
嫌な事や失敗は人間である以上誰にだってあります。
そう、誰にだってあるんです。
その事にまずは気付いてください。それが出来れば今度は意識的に
失敗や嫌な事と自分の価値は関係ないと考えるようにしてみてください。そうすれば失敗や嫌な事をそのままただの事象として受け入れられるようになれます。
そこで初めてこの失敗や嫌な事を次に活かせる事象にするにはどうしたらいいのか、という視点で考えられるようになれると思います。
気分転換
ものすごくありきたりな事のように聞こえるかもしれませんがこれが意外と難しいんです。
嫌な事や失敗を引きずってしまう人はかなり意識していないと自分で思う以上にそこから離れられないという事態に陥っていたりします。
例えば、珈琲やお茶を飲むことだったり、もっと言えば深呼吸や5秒程度でも目を閉じてみるなどのものすごく簡単な事でいいんです。
あとはほんのちょっと身体を伸ばしてみる、などでもいいと思います。
必要なのは頭のどこかに気になる事が在ってもとりあえず横に置いておくとか
意識の中にはあるけど直視しない、そういう状態に慣れることも必要なんです。
気になったまま違うことをしてみてください。
これは結構意識しないと最初は難しいかもしれませんが、これが出来るようになると気付けば嫌な事や失敗を引きずることから切替えられるようになります。
人に話してみよう
“人に相談する”などと大袈裟な事ではなくちょっと人に聞いてもらう程度の事でいいんです。
口から吐き出して誰かに聞いてもらう、その行為が自分の頭の中でぐるぐると回っていた事を客観視することに繋がります。
それが出来れば、自分の頭の中の整理ができ、同じ嫌な事や失敗を繰り返さない解決策も思いつきます。
まとめ
① 自分の性格や考え方の癖に目を向けてみよう
普段から自分の性格や考え方の癖に完璧を求める傾向はありませんか?
完璧主義は悪い事ではありません。
それだけ責任感が強かったり真面目なのだと思います。
でも、そのせいで失敗や嫌な事を自分の価値の無さと繋げて考えてしまい
自分はなぜこんな嫌な事や失敗をしてしまったのだろう
という不毛な考えの負のループに陥ってしまっては本末転倒になってしまいもったいないです。
② 気分転換をする
深呼吸や伸びをする、お茶などの飲み物を飲むなどちょっとした行動をして頭の中にもやもやした感覚が残っている状態に慣れることが大事です。
③ 人に話す
相談という程大袈裟なものでなくてもいいので人に話す事で自分の口から吐き出し、頭の中のごちゃごちゃしたものを客観視してみることです。
この記事で私が一番伝えたかったこと、それは仕事の失敗や嫌な事をとにかく肯定も否定もせずにそのままを受け入れてみるといいということです。
なぜなら、失敗や嫌な事はどれだけ一生懸命やろうと努力しようと絶対に起きるからです。
あってはならないものと否定しまっている自分に気付きあって当たり前というふうに大前提変えてしまえばいいんです。
そうすれば、嫌な事や失敗を忘れる事が出来なくても気にしないという切り替えができるようになれます。
そして嫌な事や失敗をいつかの成功に繋げる為の経験として活かせるアイデアが生まれるかも知れません。
最初はなかなか難しいですが、一度騙されたと思って試してみて欲しいと思います。