「明日も仕事頑張るぞっ!」
と思ってベッドに入っても、いざ朝起きると、
「なんだか、起き上がれない…。」
「仕事に行きたくないなぁ。」
と思うことありますよね。
「休もうかな…。」
「いつも頑張ってるから、今日一日くらいいいよね?」
という考えが頭の中によぎりますが…。
どうしても体が動かなかったり、仕事に行く気力が起きないといったことを経験したことがある人は少なくないと思います。
私は朝の布団の中で、毎日それと戦っています。
やりたくない仕事がある日や、苦手な人と働かないといけない日はなおさらです。
気合を入れてなんとか起き上がり、身支度をして職場に向かいます。
この記事では、
- ズル休みをしてもよいのか?
- どのくらいの頻度なら許されるのか?
などを詳しく掘り下げていきます。
ズル休みに罪悪感を感じている人や、ズル休みをする勇気が持てない人に、読んでいただければと思います。
なぜ、ズル休みをしたくなる?
ズル休みをしたくなるときは、次のようなことが考えられます。
風邪でも体調不良でもないのに、肉体的・精神的に疲れている
仕事が忙しい時期や仕事の結果がでないとき、ミスをしてしまったときは、疲れがたまっていることに気付きにくくなります。
体がだるい、昼間にボーっとしてしまう、眩暈がするといった症状があるときは、肉体的・精神的に疲れている証拠です。
いつの間にか自分を追い詰めてしまい、会社に行くことが辛くなります。
寝坊した
仕事の日に寝坊した、仕事が始まる時間に間に合わないとなると、休んでしまいたくなりますよね。
起きたら就業時間を過ぎていた場合は、遅刻確定なので、いっそのこと休もうかと思ってしまいます。
夜更かしをしたなら寝坊して当然ですが、早く寝ても起きられないときは、疲れている可能性も。
職場での人間関係がうまくいっていない
職場の人間関係に悩んでいるときや、苦手な人と仕事をしなければならない日などはズル休みしたい気持ちになります。
働き始めたばかりや、年度初め・部署替えの時期は、特に仕事よりも人に気を遣うことが多く、休みたくなる原因のひとつです。
有休が自由に取れる会社では、ズル休みをしなくてもよいですが、中には有休を取りにくい会社もあります。
私はスーパーでパートをしていた時に、有休はつけてもらっていたのですが、自由に使うことができませんでした。
辞める時にまとめて消化するものだと上司に教えられていたので、有休が使えず、好きな歌手のコンサートに行くためにズル休みをしてしまいました。
誰かに見つかってバレるんじゃないかと、常に警戒しながら出掛けた思い出があります。
たまにはズル休みも必要
ズル休みは罪悪感を感じてしまいますが、真面目に働き続けると、どうしても限界がきてしまいます。
やりたくない仕事を頑張ったり、忙しさに追われていると、どこかで息抜きをしなければいけません。
適度に休むことをしないと、仕事ができる人でも効率が落ちてしまい、成果を挙げることができなくなります。
しっかりと休息して、良い仕事をするためにも、ズル休みはしてもいいのです。
しかし、一度ズル休みをすると癖がついてしまい、嫌な仕事から逃げるようになる場合もあります。
癖になってしまうと、仕事へのモチベーションが下がり、職場からの信用も失ってしまいます。
私の職場では、2か月に1度くらいのペースで、その日に突然休むパートさんがいました。
小さな子どもさんを一人で育てている人なので、仕方ないとは思っていましたが、ズル休みだと思っている人も何人かいました。
そのうち、1か月に1度になり、2~3日間続けて休むようになり、ある日子どもを保育園に預けて、本人は恋人とデートをしているところが目撃され、職場はこの話題で持ちきりに。
こうなってしまっては、仕事に支障が出て、周りに迷惑をかけてしまいます。
ズル休みの頻度の基準
会社により基準は異なりますが、一般的に半年に1回の当日欠勤は許容範囲とされています。
3か月に1回になると、管理職から呼び出され、厳重注意となります。
毎月の欠勤では配置転換を検討される場合があり、週に2回休んでしまうと個人面談があり、解雇通知の可能性も出てきます。
病気を理由に休むのであれば、診断書の提出を求められることもあり、病気が完治するまではお給料がもらえなくなてしまう可能性も。
頻繁にズル休みを繰り返していると、病気や家庭の事情などで本当に休みたいときに、休みづらくなってしまいます。
同じ部署や一緒に働いている人に、週に2回も休まれると、仕事に負担がかかってしまい、その人の人間性も疑ってしまいますよね。
「もう、一緒に働きたくない!」
と思われても仕方ありません。
どれくらいの頻度ならズル休みとバレない?
ズル休みを怪しまれないためには、頻度を考えることが大切です。
私は、3か月~半年に1回程度がバレにくいと思います。
3か月に1回だと、よく休む人という印象を与えてしまうかもしれませんが、怪しまれるところまではいかないでしょう。
半年に一度くらいであれば、怪しむ人はほぼいません。
特に新人の場合は、慣れない仕事に疲れて、ついつい休みたくなってしまいます。
新人が1日でも休んでしまうと、仕事がイヤになったのかと思われたり、辞めてしまうかもと思われがちです。
休む場合はきちんと上司に連絡して、2~3日と休む期間が長くならないようにしましょう。
主婦などのパート従業員は、子どもの体調や家族の用事で休む期間が長くなってしまうこともあります。
ある程度の期間の休みはバレにくいかもしれませんが、休む回数が多い場合は疑う人がいるかもしれません。
私の夫は仕事を休むことがない人で、子どもが小さい頃は
「たまには仕事をズル休みして、子どもの面倒見てくれないかな…。」
と思ってしまうくらいでした。
しかし、今年は結婚20周年で、なんと結婚記念日に初めてズル休みをしてくれました。
結婚してから、2人での出掛けたことが全くなかったので、付き合っていた頃を思い出して、楽しく過ごしました。
実は、子どもから手が離れたら、
「一人で私の好きな時間を過ごしたい!」
「週末婚を考えようかな?」
と思っていましたが、2人で過ごす時間も悪くないなと思い、2人になってからも一緒にいたいと思えるようになりました。
夫のズル休みが、夫婦の関係に良い影響をもたらしたのです!
年に一度はこういうズル休みがあってもいいなと思いました。
まとめ
- リフレッシュして良い仕事をするために、ズル休みはしてもいい。
- 半年に1回の当日欠勤なら問題ない。
- 3か月に1回~半年に1回ほどのズル休みならバレにくい。
最近、平日に学校を休んでいい日を、何日か儲けている学校があると聞いて驚きました。
家族旅行のため、平日に休ませても良いという学校も増えているそうです。
私の近所でも、無農薬農法で生計を立てている家族が、農業の勉強のためにヨーロッパへ何か月か行くことになりました。
2人の小学生がいるのですが、学校をお休みさせて、一緒に連れて行くことになったそうです。
海外へ行く機会は、一生のうちに何回もあることではないので、学校を休ませることに後ろめたさは感じていないようです。
思い切った決断だけれど、子どもにとっても親にとっても、良い体験だと思います。
心身と体の疲労回復目的で、リフレッシュ休暇を儲けている会社もあるようですが、まだ多くの会社に浸透していません。
健康で何の問題もなければ、ズル休みせず、真面目に働くことはもちろん良いことですが、これから日本の社会が、もっとズル休みを許されるような環境になればよいと思います。
疲労やストレスがたまっているときは、バレない頻度でズル休みすることが大切です。
ズル休みはあまり良い印象を与えませんが、適切な理由を選んで、職場の上司や同僚に配慮しながら休むことで、元気に働き続けることができるのなら、悪いことではないと思います。
適度な頻度のズル休みは人生を豊かにしてくれる薬だと思って、上手にリフレッシュしましょう!