- 明日の仕事が憂鬱
- 朝起きたら体が重い
- 仕事をサボってどこかに行ってしまいたい
こういった理由でなんとなく仕事を休んだ人が休んだことを後悔したり、休み方を間違えてしまい重症化してしまうケースがあります。
仕事をしている方なら1度は経験したことがあるのではないでしょうか。
会社員歴ウン10年の私は、なんとなく休んでも後悔せず、症状が軽いうちにしっかり休み元気に仕事に行けるようになる方法を実践しています。
しかし長年の間、何度も挫けて、失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。
そこでこの記事ではなんとなく休みたいときにしっかり休める方法をお伝えします。
この記事を参考にいつでもしっかり休めるようにするには何をするのが良いかを知って、気持ちよく休めるきっかけを掴んでくださいね。
なんとなく仕事を休みたいってどういうこと?
休みたい本当の理由がはっきりわかっていないということです。
休む理由は人により症状によりいろいろですよね。
休みたい原因が比較的はっきりしていて、数日休めば心の底からもう大丈夫と思えるのならそれはきっと大丈夫です。
- 過去体験したことがあり2日休んで処方された薬を飲んでしっかり寝ていれば大丈夫だと思える風邪のような症状
- 医師に指定された期日まで休めばほぼ回復する病気
ただ、なんとなく仕事休みたいという以下のような状態は黄色信号です。
- 原因は曖昧だけどなんとなく休みたい
- 1日休めば気が済んでその翌日は元気に行けるかもしれないし、そうじゃないかもしれない
- 休めば元気になるかどうかはわからない
この場合に注意したいことは3つあります。
- 原因がわからないこと
- 何日休めば元気になるかわからないこと
- どうすれば元気になるかわからないこと
わからないことだらけなので、せっかくの休みが1日減っただけで意味なかったという事になりかねませんし、休み方を間違えると症状が重くなってしまう可能性もあります。
私の経験談①
私はなんとなく仕事を休み始め、そこから休職に至ったことがあります。
【最初】
- なんとなく仕事に行きたくなくて休んだ
- 何故休みたくなったのかは自分を振り返らなかったので原因はわからない
- わからないけれど、とにかく行きたくないので逃げるように休んだ
【翌日】
- 2日連続で休むのは嫌だなと思った
- 元気にはなってないが、重い体を無理やり動かし、仕事に行った
【翌週】
- またなんとなく仕事に行きたくなくて休んだ
- 原因はわからないまま
- 週に1度、仕事の進捗確認がある
- 私は仕事を休んでいるがスケジュールに多少の余裕があった
【翌々週】
- 2日休んだ
- 進捗が遅れ始めた
- 仕事ができない自分、仕事から逃げたくなる自分が嫌になり、自分を責め続けた
【最終的に】
- 休みがちになり、休職に至った
私はこの経験で大きな失敗をしていました。
- なんとなく仕事を休み始めたときに、なぜ休みたくなったのか振り返らなかったこと
- 何日休めば、どうすれば元気になれそうなのかを知るために、自分で考えたり、他者に助けを求めてみなかったこと
です。
自分の体に原因がわからない不調があり、なんとなく仕事を休み始めたときは、正しい段取りで症状が軽いうちに対処しないと大事に至ってしまうことがあります。
ではどのようにすれば、正しい段取りを知り、なんとなく休みたいを症状が軽いうちにケアできるのでしょうか。
なんとなく休みたくなったらまずは原因を知ること
1つ目は休みたくなった原因を知ることです。
なんとなく仕事を休みたくなったのはなんでだろう?と自分を振り返ることは、休みたくなった原因を知るのに効果があります。
原因を知るとすこし気持ちが落ち着きます。
気持ちを落ち着かせて冷静になるのは、症状が重くならないようにするにはとても大事です。
原因を知らないまま休み続けると、思考が堂々巡りになってしまい、自分を責めてしまったり、パニックになることもあります。
しっかり休むには、まず一旦気持ちを落ち着かせることが大切です。
私の経験談②
私はなんとなく休んで、心身のエネルギーが少し戻った時には、
「なぜ休みたくなったんだろう?」
というのを紙に書き出して整理します。
今ある感情や頭に思い浮かんだ言葉をありのまま書き出すと、思い浮かべた言葉を一旦忘れてよいので書いた文字を見ながら次に考えることに集中できます。
書き出さずに頭の中で考えるのもやり方としてはありですが欠点があります。
- 頭の中で考えたことをずーっと覚えているのはとても難しく、気を抜くとすぐ消えてなくなってしまう
- 覚え続けるには頭を使うので次に考えることに100%集中できない
考えたことが見える形で残っていないので、振り返りをしていないのとあまり変わりませんし、せっかく使った少ないエネルギーが活かされておらずとてももったいないですよね。
私の場合、こういった方法で自分で書き出した文字を振り返った結果
「そっか。昨日、休みたくなったのはXXXだからなんだ」
と原因を見つけ出すことができて気分がスッキリしました。
原因を見つけ出すことができなくても、書き出しておけば別の機会に振り返ることができますし、自分の症状を第3者にわかりやすく伝えるときの元ネタにもなります。
なんとなく休みたくなったら確認しておくこと
2つ目は地方自治体、会社の制度を確認しておくことです。
日本には健康状態について相談できる公的な相談窓口が用意されていますし、会社や会社が加入している社会保険組合にはヘルスケアを支援する制度が定められている場合があります。
予め支援制度を知っておくこととは、ルールに従って正しく休むための手順や1人で悩まず助けを求められる仕組みを知ることです。
しっかり休むために時間やお金、体力の無駄遣いを防いだり、悩みの解決のための強い味方を得ることにつながります。
私が制度を調べたときのやり方を書いておきますので、無理なくできる範囲で調べてみてくださいね。
Googleなどのインターネット検索サイトで
〝あなたがお住まいの県名 健康 相談″
あるいは
〝あなたがお住まいの市区町村名 健康 相談″
で検索してみてください。
私が確認したことがある疑問と確認先をお伝えします。
- カウンセリングの窓口はどこだろう?
- 病院にかかったときに使える有給休暇はあるかな?
- 休職時 あるいは 復職時の流れってどうなっているの?
- 休職したときに受けられる傷病手当金ってどうやってもらえるの?
以下が確認先です。
- 会社の人事部、労務部の相談窓口
- 会社の就業規則
- 会社が作っている社員向けのWEBサイト
- 会社が加入している社会保険組合のWEBサイト
私の経験談③
私はかつて自分のヘルスケアを支援してくれる制度を知らないまま休職に至りました。
- 私の経験談①で休みがちになった時は顧客のオフィスで働いていたので、会社の制度が定められた文書を確認できなかった
- 動ける力が無くなっていたので公的な相談機関を探してみようと思うところまで頭が回らなかった
結果、私は自分を助けるための情報を集めることができなかったので、私の勤務状況を心配した直属の上司がサポートをしてくれました。
普段元気なときやエネルギーが残っているうちに、調子を崩したときに備えて情報を集めておくのは大事だと強く感じ、制度を調べ始めたのは復職した後のことでした。
もしあなたが今この瞬間に
「なんとなく仕事休みたいな・・・・」
と思っていたら、まず一旦休み、少し元気を取り戻した後に、しっかり休めるようにするための準備をするのも1つの良い方法です。
まとめ
この記事ではなんとなく仕事を休みたいときにしっかり休める方法をお伝えしました。
- なんとなく仕事を休みたいときは本当の理由がわかっていないかもしれない
- なんとなく仕事を休みたい時はまず原因を確認する
- 地方自治体や会社の制度を確認する
なんとなく休みたくなったときはあなたの心身が黄色信号を出しているかもしれませんので、あなたの負担にならない程度にこのアプローチを試して、ゆっくりと休める環境を作ってみてくださいね。
私がこの記事でお伝えしたことを参考にあなたがこれからも楽しく仕事をするきっかけを掴んでいただければ私はとても嬉しいです。
以上、読んで頂きありがとうございました。