私は働く事は嫌いでは無いですが、仕事は長く続きませんでした。
どうにも、組織の中で仕事するのが絶望的に合わないのでしょう。
誤解しないでいただきたいのは、人が嫌いな訳では無いのです。
むしろ、働くモチベーションは『人のため』というところが大きいです。
しかし働けば働くほど、我慢ができなくなって来てしまうのです。
どうしても、こちらからの持ち出し超過の気がして来てしまうんですよね。
そしてもう一つ、人間関係です。
他の人に合わせて仕事をするのが、どうしてもストレスになります。
人の目とか期待とか…
今にして思うと私は、その『人の目』を気にし過ぎてしまったのでしょうね。
結局、身体に不調を発してしまいました。
そこでこの記事では、私の経験を基に『仕事』に対する考えを書きたいと思います。
そして、仕事が嫌と感じながら頑張っている方々が、仕事に対するスタンスを見つめ直す一助になったら嬉しく思います。
『そもそも仕事が嫌い』は心のSOS
私は身体を壊して、10年近く経った今でも通院しています。
そんな経験を通して私が感じた事は、『何よりも健康が一番』です。
この通院費の出費ほど馬鹿らしい物はないですよ。
薬だって、飲まないで済むなら飲まない方が、絶対身体に良いのですから。
そして、
「仕事が嫌だ!」
と感じている方は、多少なりとも心が悲鳴をあげている状態だと思った方が良いと思います。
何かを発症してからでは遅いと思ってください。
発症する前、少なくとも症状が軽いうちに何かしら手を打った方が絶対良いです。
そうでなければ、待っているのは通院して病院にお金を支払い続ける日々です。
病院に通いながらも仕事ができるなら、まだ良いです。
仕事ができなくなったら、機会損失に見合わない傷病手当で無職になる道です。
更に体調崩したら再就職しようにも、他の会社もなかなか雇ってくれません。
この事からも、健康でいるうちに何かしら動かなくてはならない事がわかると思います。
健康なら仕事はなんとでもなります。
何かしらの体の不調が出てくる前に、何かしら動いて少しでも楽になりましょう。
私はそもそも仕事が嫌い
さて、『楽になりましょう』と言われた所で、何をしたら良いか判らないと思います。
もちろん、短絡的に退職するのは悪手です。
退職は、本当に最後の手段と思ってください。
ふらふらと退職を繰り返した私が断言します。
考えずに行動するのは、メリットもありますが、デメリットの方が大きいです。
まずは、以下の事を考えましょう。
- 今の仕事の何が嫌いか
- 自分の得意な事は何か
- 自分の好きな事は何か
そもそも仕事が嫌いなのに、生活するのに必要だから仕事をしているのです。
せめて、必要最低限の苦労で生活費を稼ぐ努力をしてみましょう。
嫌いの本質を考える
仕事が嫌いな理由が判らなければ対処ができません。
まずは理由をはっきりとさせましょう。
人間関係ですか?
仕事の内容が合わないからですか?
例えば、コミュニケーションが苦手なのに、人と折衝する仕事をするのは苦痛でしょう。
また、体力が無いのに肉体労働をするのも疲れてしまいます。
どうしても合わない人と関わらなければいけない、という状態もストレスですよね。
過度なプレッシャーを与えられるのも、押し潰されてしまいます。
今の仕事で何が一番自分にダメージを与えているのか。
この事を見極めるのが、解決の第一歩です。
得意な事を見つける
人には何かしら得意な事があります。
必ずあります。
ただ自分にとって、できるのが当然過ぎて気付けないだけです。
あなたの当然は、他の人には当然ではありません。
人よりも、少し楽にできる事。
人よりも、少し早くできる事。
それがあなたの得意な事です。
人にとって、時間は有限な資源です。
資源は得意な事を伸ばすのに使いましょう。
できない事が有って良いのです。
そんな事は、できる人に任せてしまえば良いのです。
得意な事が明確に判っていて、自信が有れば、それだけで余裕が生まれます。
余裕が生まれた分だけ、冷静に周りを観察する事もできるようになるでしょう。
観察して、できる事とできない事が判ってくると、益々余裕が生まれてきます。
その事が、きっと良い連鎖を産んでくれる事でしょう。
好きな事を見極める
あなたの好きな事はなんですか?
好きな事が有れば、人は多少のストレスには負けません。
どうせ嫌な仕事なのです。
『好きな事をするため』と、割り切ってしまうのも良い手段です。
人は好きな事には時間をかける事ができます。
そして、時間をかければかけるほど腕が上がっていきます。
もしかすると、その好きな事がお金を稼ぐ手段にまで成長するかもしれません。
今の時代は、思いがけない物でお金を稼ぐ事ができる時代です。
あなたの個性が活かされる時代です。
好きな事を見極めて、とことん極めてみませんか。
まとめ
- 仕事が嫌いなら、仕事に対するスタンスを変えてみよう
- 何よりも健康第一!身体に症状が出てからは遅い
- 嫌いな理由をとことん突き詰めてみる
- 得意な事を再認識しよう
- 好きな事を極めよう
仕事が嫌いと思いながら仕事をしている状態は、ストレスを抱えている状態です。
このストレスが、他で発散できているなら良いでしょう。
しかし、発散しきれていないなら危険です。
溜まっていったストレスは、いつか身体に不調をもたらします。
どうしても仕事が嫌いだという思いが拭えないなら、自分を見つめ直す機会かもしれません。
その思いは、心のSOSかもしれないからです。
もしかすると、あなたの仕事に対するスタンスを変える時が来ているのかも。
一度ゆっくりと、自分の気持ちと向き合ってみる事をお勧めします。
そもそも仕事が嫌いなら、嫌いなりに付き合っていかなければなりません。
何故なら、する事が無い状態もすごく辛いからです。
どうか、皆さんが健康に生活できる環境になりますように…