あなたの職場での人間関係はどのような感じですか?
「良好!良い人ばかりで毎日楽しい!」
という人もいれば、
「うまくいっていない。職場で自分は孤立してしまっている。」
と苦痛を感じる人もいることでしょう。
私は以前勤めていた職場で、孤立感を感じて過ごしていた日々がありました。
その当時を振り返ってみると、私の場合原因はおそらく周りの人ではなく、自分の考え方・捉え方などの自分自身のマインドが影響していたように思います。
常に人と比べる癖がついてしまっていたので、自分より優れていて目に見える成果を挙げている人には嫉妬してしまい、勝手に劣等感を感じてくよくよ悩み人を寄せ付けない空気を纏っていたように思います。
孤立の原因や感じ方も人それぞれ多様ですので、私の経験があなたの孤立感の原因にあてはまってはいないかもしれません。
この記事では、そんな“職場での孤立感”を感じてしまう原因と、私自身の経験も織り交ぜて気にしないようにするマインドの持ち方を伝授していきます!
あなたの“孤立感”はどこから?まずは冷静に分析を!
まず、孤立感の原因究明や改善の方法を考える前に、ざっくりと現状の分析をしてみてほしいです。
何事もそうですが、闇雲に行き当たりばったりで行動しても状況が悪化したり、同じ問題を繰り返したりしてしまう可能性がありますので、まずはこの“分析”というパートを飛ばさないようにしましょうね。
現状の分析をする際は、以下を振り返りましょう。
- 孤立を感じ始めた時期
- 孤立感を感じるのはいつもなのか、時々なのか
- 孤立を感じたシチュエーション
- その時の自分の気持ち、態度、発言
- 孤立感を感じる時、周りの人のあなたへの接し方や発言
以上の項目を、紙やメモアプリなどの後から見返せるものに書き留めておきましょう。
書き留めておくことで、考えが整理しやすいのでおすすめです!
私も職場で孤立を感じた時は、実際に振り返ってみましたよ!
私の場合は、こんな感じでした。
仕事がうまくいかないと感じ始めてから、成果を上げている仲間が話題の中心にあり、その人たちだけが上司に気にかけてもらっているように見える時に、孤立感じるようになりました。
その時の私は、卑屈であまり仲間の成果を心から喜んであげられていなかったように思います。
そして周りの人は、成果を上げられていない失敗続きの私には腫物を扱うような、気を遣われているようなそんな接し方のように感じていました。
このように思い返してみると、誰かに何かを言われたわけではないということに気づきました。
私の憶測や主観だけで作られていた孤立感でした。
今だから客観的に考えられますが、周りは私のことをそこまで気にしていなかっただろうし、私の自意識過剰的な部分があったのだろうなと思っています(笑)
あなたも状況をまとめると、あなたの孤立感はどのようにして生まれたかが垣間見えてくるはずです。
そして今後状況をどうしたいか、自分の気持ちも確かめられるでしょう。
多様な“孤立感”。あなたの原因パターンと回避法
職場の人間関係で孤立してしまう原因やシチュエーションは、人それぞれ違うと思います。
では、どのようなことが原因となりえるのかいくつかパターンを紹介していきます。
① コミュニケーション不足によるもの
職場だけではなく、友人や家族の間でも人と関わって生活をしていく以上、コミュニケーションは人間関係の構築においてとても重要だと言えます。
「私は1人で生きるんだ!他人とのコミュニケーションはいらん!」
と考えている人もいるかもしれませんが、現実的ではないですよね。
職場で起こりえるコミュニケーション不足による弊害としては、以下が考えられます。
- 報連相を怠って業務に支障をきたした
- 素っ気ない、冷たいと思わせるような返答や発言
- 周りの人が悩んでいたり困っている状況を見て見ぬ振りをする
- 部下や同僚に対し成果や行動へのフィードバックをしない
などが上げられます。
コミュニケーション不足を回避する為には、
「こんなこといちいち言わなくても良いか」
という考えを捨てて、人と考えを共有しようという意識を持ちましょう。
自分と周りの人のそれぞれの考えや情報を伝え合うことを習慣とすることで、お互いの状況が把握できて方向性の違いを防ぐことができます。
また、自分だけではなく周りの状況を見ることも重要です。
困っている人がいれば、話を聞いてみる・出来ていることに対してしっかりと褒めたり評価してあげるということで、相手はあなたを相談しやすい・コミュニケーションがとりやすいと思ってもらえるでしょう。
② 協調性がない
人それぞれ価値観や考え方が違うのは当然ですが、それを職場で各々が主張していたら組織としてはまとまりがなく、業務が思うように進まない原因になりかねません。
組織に属している以上は一定のルールや、風紀は最低限守るべきでしょう。
もし自分だけが周りの人と違う方向性で好きなように業務をしていたら、協調性がない人だと見られ孤立してしまう原因にもなりえるでしょう。
まずは、下記を意識してみましょう。
- 自分と違う考えがあるということを理解したうえで歩み寄ってみる
- 自分は組織の一員で、自分1人で仕事しているわけじゃないことを理解する
- 自分本位な行動をすることで周りにどんな影響をもたらすか考えてみる
協調性を養うには、一度人の考えを否定せず受け入れてみることです。
そして属している組織の方向性に興味を持ち、自分も一員だという自覚をしましょう。
③ 明らかな敵意や嫌がらせ
職場の人からの嫌がらせ、いじめによって孤立してしまったという人もいることでしょう。
それが原因で精神を病んでしまったり、転職せざるを得なくなった人にとっては思い出すのも苦痛な話だと思います。
敵意を向けられたり嫌がらせをされる原因は、先に提示したあなたがコミュニケーション不足だったり協調性のない人と見られたり、あなたの勤務態度や仕事への姿勢などに問題があり、それを快く思わない人からの不満の現れというパターンがあります。
また、あなたへの妬み僻みという可能性もあります。
あなたが成果を上げられていて、それに対して嫉妬してしまう人の負の感情をぶつけられているのです。
成果を上げない訳にもいかないですし、業務を円滑にこなしたいと考えている人からしたらどうすれば良いかわからず困ってしまいますよね。
まずは、自分の発言や人との接し方に問題があるのか振り返ってみましょう。
相談できる人がいれば、自分に問題があるのかアドバイスを求めてみると客観的な意見が聞けてとても参考になると思います。
もし指摘される部分があれば、指摘してくれたことに感謝し改めるよう努力しましょう。
自分に問題がないと分かった時は、嫌がらせなどは見過ごすべきではありませんので、上司や人事の人に相談してみてくださいね。
④ 自分の思い込み
例え自分の思い込みだとしても、孤立を感じてしまっているのであれば少なからず職場にいるのが息苦しいと感じてしまうことにはなりますよね。
私の実体験が良い例なのですが、自分の仕事がうまくいっていない時期に落ち込むことが多くネガティブな感情から抜け出せずにいました。
人から直接言われたわけではないのに憶測で、
「この人きっと私のこと仕事の出来ないお荷物だと思っているんだ。私なんていない方が良いと思われているに違いない!」
など常にネガティブな感情で自分自身を追い込んでしまいました。
空気を読みすぎる人、気を遣いすぎる人、自信がない人はこの傾向になりやすいと言えます。
ただ、そのような被害者意識をもって相手と接するといつも人に怯え本音で話せず、もっと関係が歪み孤立してしまう可能性があります。
相手もあなたの気持ちが読めず、どのように接して良いか分からずよりコミュニケーションが減り真相が埋もれてしまうことになりかねないです。
対策としては、
- 思い切ってあなたの考えを相談してみる
- ちょっとしたことでも自分からコミュニケーションを増やすよう意識する
- プライベートでは仕事のことを考えないようにする
考えすぎて疲れて負の連鎖を起こしている可能性もあるので、よく休む・よく寝る・趣味に没頭するなどリフレッシュも今のあなたには大切なことですよ!
職場で孤立しても気にしない!マインド次第で平気になります!
孤立する原因を回避する方法も試したけど、状況があまり変わらなかったという人や、そもそも人間関係どうこうするのめんどくさいという人には、もう気にしないようにすることも自分を守る得策だといえます!
マインド次第でとっても気楽になれるはずです!!
① 完全に仕事だと割り切る
仕事をしている目的を考えてみてください。
「職場の人と仲良くなりたい!」
仕事を円滑に進める為に仲良くしておくという人は多いと思いますが、仕事の目的が“人と仲良くなりたい”だけの人はほぼいないのでは?と私は思います。
私は性格上、仕事でも人とのコミュニケーションを重要視し、周りの人が気持ちよく働けるのであれば自分の時間を犠牲にしたり、あまりやりたくない仕事を頼まれても引き受ける傾向がありますが、たまに無理しすぎて後悔することがあります。
また、自分のキャパ以上の仕事を抱えて疲れることもあります。
そのようなことが仕事の中で一番ストレスに感じる人も多いと思います。
自分のキャパを超えて無理して他の人に合わせたり、自分を犠牲にする必要は全くありません。
あえて人と一定の距離を保つことであなたにとって働きやすい環境になるのであれば、無理して過剰なコミュニケーションをとらなくても良いです。
サボらずに会社に来て、任せられている仕事をこなすだけで十分偉いのですから!
孤立していてもちゃんと働いている自分を誇ってください!
② プライベートを重視する
家族・恋人・友人・趣味などプライベートを充実させる為に仕事をしていると考えるようにすると、仕事で孤立していても心の拠り所があるので、だいぶ気持ちは楽になりますよ。
「ボーナス入ったら推し活に費やすぞ〜〜!週末家族と旅行する為にタスクを高速で処理しちゃうよ〜〜!」
など、プライベートが充実すると自然と仕事のモチベーションも上がります。
仕事は二の次で良し!
あなたを大切に思ってくれる人とのプライベートな時間を、一番大切にしてください!
③ 成果を上げることに邁進する
孤立している状況を好機と考えましょう。
人との関わりが減る分、自分の仕事に集中できますのでこれまでにない大きな成果を上げてしまいましょう!
成果を上げると正当な評価をしてもらえるでしょうから、仕事自体は楽しく思えて更に好きになるかもしれませんね。
私も職場で自分の失敗によって孤立してしまった時、なんとか自分の状況を挽回したいと思いひたすら仕事に取り組みました。
その甲斐あって2ヶ月後に社内の営業成績トップになったりしたことから、正当な評価をしてもらえてとても喜んだ記憶があります。
また、自分の気持ちにも余裕が生まれ周りの人とのコミュニケーションも自分から取れるようになり、状況が好転しました。
昇格や給与アップなど嬉しいこともセットでついてくることを想像して、仕事に邁進していると人間関係の関心も薄れ孤立はさほど気にならなくなるはずです。
もう振り切って“仕事人間”と言われるのを喜べるくらいになってしまいましょう。
まとめ
- あなたの現状を分析し、今後どうしたいか気持ちを確かめる
- 職場の人間関係がうまくいかず、孤立してしまっている原因と回避法
- 孤立を気にしない!むしろチャンスに変えるマインドの持ち方
“職場の人間関係がうまくいかず孤立“と聞くと、あまりポジティブなイメージは抱かないでしょう。
孤立を辛く感じて、仕事へ行くのが嫌になるパターンでもあるかと思います。
出来ることなら職場で孤立することは回避し、人間関係良好な中で働ける事が理想だとは思います。
しかし、“あくまでも仕事の関係”です。
職場でコミュニケーションをとることや人と馴れ合うことを苦手に感じる人も、プライベートで関わりをもつ必要はありません。
仕事の関係と割りきって、最低限仕事が回るくらいのコミュニケーションだけとればいいんだと気楽に考えましょう。
職場ではあなたがするべき仕事を精一杯こなし、成果をだして部署内の“関わりづらいけど仕事めっちゃ出来る人”のポジションを確立するのも、十分にやりがいを感じられますよね!
また、プライベートを充実させる為に仕事をしていると考えると、もう少し気楽な気持ちで働けますよ。
自分のマインド次第で、状況は変えられます!
あなたが今よりもっと気楽に仕事が出来るマインドをぜひ確立してくださいね!