仕事で限界を感じて退職したい…辞めてもいい?辞めて良い理由と退職方法

仕事のストレスは誰にでもあるものですが、限界と感じている方は、このまま仕事を辞めてもいいか悩んでいるのではないでしょうか
結論、限界を感じてまで無理に仕事を頑張る必要はありません!

私も過去に、仕事に限界を感じて思い切って退職した経験があります。
当時は寝てもすぐに朝が来て仕事に行くのが辛く、なかなか寝付くことが出来ませんでした。

この記事では、仕事が辛くて限界の気持ちでいっぱいの方へ、退職しても問題無い理由と、退職にあたっての不安の解消法について紹介します。

現れると限界のサイン!身体と心に起こること4つ

仕事に限界を感じている人は、これまで相当のストレスが蓄積されているはずです。
心身に不調が起きていてもおかしくありません。

下記より限界のサインをチェックして、当てはまるものがあれば、今の仕事を続けていくか考えた方がよいでしょう。

睡眠障害

仕事のストレスを抱えすぎると、不眠か過眠のどちらか、もしくは両方の症状が現れることがあります。
例えば、身体は疲れているのに、次の日の仕事のことが勝手に頭に浮かび、嫌な気持ちになって眠れない…。

その反対に、アラームをかけていても朝起きられない、休みの日もずっと布団から出ることなく夜まで寝てしまう…といった症状です。
このように眠れない、異常に眠る状態になると、大きなストレスを抱えているサインとなります。

食事異常

異常に食欲が無い、食べ過ぎてしまう症状も、ストレスの現れです。
またストレスで、激辛の食べ物ばかり食べてしまうこともあります。
食事は身体を作るので、このままだと健康に影響を及ぼしかねない、危険な状態といえるでしょう。

体調不良

ストレスが原因不明の体調不良を起こすこともあります。
心と体は繋がっています

例えば、頭痛や胃腸の不調が続いており、病院へ行っても特に異常が無いということであれば、ストレスで身体に不調をきたしているということでしょう。
また、いくら寝てもずっと体の疲れが取れないということもあります。

何をしても楽しくない

下記のような状態になれば、かなり心が限界を迎えているといえます。

  • 休日に出かけたり、友達と会っても、休み明けの仕事を考えると、心から楽しめない。
  • 以前のように趣味をする元気がない、職場に向かおうとすると勝手に涙が出てくる。

私も、過去に駅から職場までの道のりで、涙が止まらなくなって自分の限界を認識し、もう今の仕事は続けていけないと退職を決めました。

限界を感じたまま仕事を続けて起こるよくないこと3つ

心身の異常をきたすまでのストレスを抱えた状態で、仕事を続けると取り返しのつかないことになる場合があります
主に以下のようなお金では買えない大切なものを失いかねません。

健康を失う

仕事のストレスで、身体が不調のサインを出しているにも関わらず、見て見ぬふりをして限界状態で仕事を続けた場合、心身の病気になることがあります。

例えば、一度鬱になると、回復には時間がかかり、今後の転職活動だけではなく私生活にも影響を及ぼしかねません。
また、病気と長く付き合わなければいけなくなった人も中には居ます。

時間を失う

自分の時間を楽しめなかったり、病気で通院することになると、人生で大切な時間を失ってしまうでしょう。

「人生は仕事のためにあるわけではない!」

と、退職したあとの私は思います。
趣味を楽しんだり、大切な人と過ごすのに充てるべき時間が、仕事のことで悩んでいる時間に割かれているのは、かなり損をしていることになります。

お金を失う

ストレスで衝動買いしたり、忙しいと自炊や家の片づけをすることが困難になるため、出ていくお金は意外にも多くなります
私も激務の時、お金の管理に意識を向ける余裕がなく、収支管理が出来ず、カードの額に青ざめる…といったことがよくありました。

辞めたいけど踏み出せない…!辞められない理由3選

今すぐ仕事を辞めたいけれど、退職する勇気が出ないと悩んでいる人は少なくありません。
仕事のストレスが限界なのに、辞められない理由には主に以下の3つの原因があげられます。

退職したいと言い出せない

会社を辞めたいと言い出そうにも、

「引き留められると気持ちが揺らいでしまいそう…。」

「人手不足で困っている状態なのに言い出しにくい…。」

といった理由で、なかなか退職希望を上司に伝えられないことがあります。

また退職の話を切り出しにくい背景として、限界状態なので辞めたい、と正直に伝えても良いのか迷っていることもあげられます。

収入が途絶える不安

仕事を退職するということは、次の仕事の給料が振り込まれるまで収入が途絶えることになります。
ある程度貯蓄があったり、次の就職先が決まってから退職するのであれば、そこまで収入の心配はないかもしれません。

しかし、とにかく仕事が辛くて心身共に限界状態にある方は、日々仕事をこなすのに精一杯で、転職活動もままならないことも多いです。
退職を迷っている多くの方が、お金の心配が理由で退職を踏み留まっているようです。

新しい職場への不安

転職した先で、今より労働環境が悪くならないか心配…という点も、退職に進めない理由の1つとしてあげられます。
業務量や給与面、通勤場所等、転職にあたって考慮すべきポイントは沢山あります。

また一から業務を覚えないといけないこと、新たな人間関係を築くことも、転職を不安に思うポイントの一つです。

退職にあたっての不安の解消法3選!

退職するにあたって、あれやこれやと色んな不安が浮かんでくることは当然のことです。
それでも、自分の人生をより豊かにするため、新たな一歩を踏み出そうとすることは素晴らしいことです!

退職から新しい仕事を見つけるまでの、主な不安の解消法3つを紹介します。

退職理由は正直に言わなくてもいい

上司や周囲の人に退職の話を切り出す際、必ずしも仕事がしんどくて辞めると正直に話す必要はありません
今の仕事を続けたい気持ちが残っているのであれば、状況の改善を期待して、信頼できる上司に、仕事がしんどいと思っていることを話してみるのはありだと思います。

しかし、辞めたい気持ちが固まっているのであれば、正直に話すことで何回も上司と面談することになったり、引き留めに時間がかかることで、こちらの気持ちも揺らいできてしまいます。
例えば、次の転職先が決まっていることや、結婚・実家の都合などで引っ越しが必要になった等、建前の理由を作っておいて話すのもいいと思います。

私も過去に上司に退職の希望を伝える際、実際に転職先はまだ決まってなかったのですが、

「なにがなんでも仕事を辞めたい!」

と強く思っていましたので、引っ越しと転職が決まっていることを理由として使いました。
また、どれだけしぶとく引き留められたとしても、最終的に退職出来ないなんてことはあり得ませんから、安心して一歩踏み出して頂きたいと思います。

それでも、会社との関係性などで言い出せない方は、退職代行を使う手もありです。
退職代行とは、本人の代わりに退職したい旨を会社に伝え、その後の交渉や手続き関連なども請け負ってくれるサービスです。

社会保障制度の活用

条件はありますが、失業保険や傷病手当金等、退職後もお金が受け取れる制度があります。
とはいっても、受給要件や手続きがややこしそうで、限界状態の自分には出来そうにない…という方もらっしゃると思います。

こういった社会保障の手続きも代行でサポートしてくれるサービスもあるので、活用してみるのもよいでしょう。

今の仕事の不満を明確化する

転職をするのであれば、なぜ今の仕事で限界を感じることになったのか、理由をはっきりさせたほうがいいでしょう。
漠然とした理由のままでは、転職先でもまた同じ悩みに陥る可能性があります。

また面接等で、前職の退職理由を聞かれることもありますが、その際にただ不満を述べただけでは印象も良くありません。

例えば、業務過多が転職の理由だった場合、自分の業務の棚卸をして他の人に任せられる仕事は割り振ってみた等。
環境の改善の為に自分がどういう行動を起こしたのか、述べられるようにしておくのがおすすめです。

まとめ

 

限界を感じたまま仕事を続けると、以下の良くないことが起こりえます。

  • 睡眠障害や食欲異常、何も楽しめなくなるなど心身に異常サインが現れる
  • 健康や時間など人生で大切なものを失う

また、仕事に限界を感じて退職を考えている人に向けて、踏み切れない理由とその解消法について紹介しました。

  • 退職に踏み切れない理由には、収入面や転職先への不安がある
  • 不安解消には、退職にあたって使える制度を知る

世の中に、代わりの利かない仕事や、辞められない仕事は存在しません!
国のトップでさえ、その人にしか務まらないということはありませんから。

ですが、あなたという存在はたった一人です。
自分を大切に出来るのはあなたしかいません

私も仕事に忙殺されているときは、何のために生きているのかわからないといった気持ちになりました。
思い切って退職した後は、自分の人生を充実させることに意欲的になり、今では資格取得にチャレンジしたり出来ています。

一度きりの人生、どうか自分自身を大切に思って過ごして下さいね。

 

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