仕事でミスをしてしまうと落ち込む人は多いかと思います。
また職場での立場によってミスをしてしまった時の感情は変わってくるものではありませんか?
私の以前ある職場で6年勤めていた時の話です。
新人時代は、先輩方に
「たくさんミスをしなよ。ミスしないと覚えないし成長しないから。」
など、とても寛大な言葉をかけてもらえました。
その言葉どおり、新人時代はミスしても思い詰めることもなく、あまり気にしないでのびのび働いていられました。
しかし、ベテランになるとその感情は砂のように消え失せます。
「ベテランなのにミスして恥ずかしいな。後輩に示しがつかないな。」
などミスをしたことに対し、かなり落ち込む事が増えました。
今ベテランのポジションにいるあなたも、そのような経験はないでしょうか?
この記事では、ベテラン社員がミスをしてしまった時に持っておくべきマインドと、ミスをした後の行動次第で高評価を得られるということをお話ししていきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ミスをした時に意識するマインド3選
ベテランで仕事でミスをしてしまった時、どのような感情になるのでしょうか?
落ち込んだり、自分自身を責めてしまう人は多いのではないでしょうか。
ちなみに私は落ち込む・不安・肩身が狭いと感じるなどのネガティブ3点セットでした。
ただ、ミスをしてしまって落ち込んだままで良いのでしょうか?
答えは、ノーです。
ミスをしてしまうのは世代問わず誰にでも起こりえることですので、どのようにしてミスを取り返すか、現状を変えていけるかを考えたいですよね。
以下のようなマインドでいることで状況は変えられます。
① まずは落ち着く
ミスをしてしまった時、心が落ち着かない状態になりがちです。
焦る気持ちは十分理解できますが、焦って行動するとより大きな失敗に繋がったりとあまり良い結果にはならないものです。
まずは一呼吸置き、自分を落ち着かせることだけを考えてください。
少し時間が必要なら、周りの人に少しだけ外す旨を伝え1人になったり、お気に入りの香りを嗅いだり、温かい飲み物を飲んだりなど自分に合った方法で大丈夫ですよ。
② 自分を責めない
「自分はなんてだめなんだ」
と責めたくなる気持ちも分かりますが、自分を責めるという発想を持たないよう意識しましょう。
私も以前、仕事でミスをしてしまった時に自分を責めてしまう傾向がありました。
そうすると、ネガティブワードを次から次へと自分に浴びせ、どんどん気分が落ち込んでしまいました。
気分が落ち込むと正しい判断が出来ずに、思考停止状態に陥りやすいのでそれだけは避けたいところです!
私は気持ちだけでも軽くなるように、ミスをしたという事実を俯瞰しどう解決していけば良いかを考えるようにしました。
自分を責めてしまいそうな状況を、他のことを考えて回避するという方法です。
「ミスは誰にでもあるもんね。もう起きちゃったことはしょうがないや。さ、次何すべきか?」
といった感じで楽観的と思われそうなくらいで良いのです。
自分を責めるより100倍良いです。
③ 1人で解決しようとしない
ベテランポジションでミスをすると、
「あまり他の人に状況を知られたくない。なんとか自分だけで出来るだけ隠密に片付けたい。」
と思う人もいると思います。
私自身、その経験があります。
“周りの人に良いところだけ見せたい“、”すごいと思われたい“という考えが強いあまり、人に弱みを見せることが、とても苦手でした。
プライドが邪魔をしてしまい、表立ってミスをしたことを周囲に悟られないようにこそこそ行動するせいでミスの対応が遅れ、結果上司に怒られたりしました。
何よりも大事なのは、スピーディーにミスの対応をすることです。
そのためには、周りに協力してもらうよう頼んだり、積極的に解決法のアドバイスを求めるのも大事ですね。
「周りを巻き込むことはミスすることに比べどうってことない!」
というマインドでいましょう。
どんどん周りにヘルプを求めましょう。
プライドは一旦捨ててしまいましょう!
ミスをどう取り返すかが重要!行動によっては評価爆上がり!
“ピンチはチャンス”という言葉があるように、崖っぷちな状況はあなたにとって好機です!!
あなたの行動によってとても評価される結果になる可能性だってあります。
どのような行動をすべきかみていきましょう!
① ミスのその先を考える
状況を整理し自分が今何をすべきか、最終的にはミスをどう取り返すかなど先々を想像して行動するよう心がけましょう。
具体例としては、お客様やお取引先に迷惑が被ることが予想される時には、すぐに謝罪やフォローをするなどです。
マイナスな状況ほど迅速に対応することで誠実さが伝わり、好印象を与えます!
他の例としては、会社に損害が出てしまうのであれば、損害額を最小限に抑える方法や取り戻す方法がないかとことん考え抜きましょう。
② あなたのミスを共有する
ベテランのあなたがしたミスだからこそ、部下や新人はあなたがそのミスをどう乗り越えるのか気になるところでしょう。
人は経験をしてその時に初めて気づきを得ることが多いです。
私自身もポジティブなことであれば、自分で経験して勉強したいと思いますが、ミスなどのネガティブなことはできれば避けたい、経験したくないと思ってしまいます。
ただ、ミスして初めて気づけることもあり、その経験が自分を成長させてくれることも否定できません。
それでしたら、あなたが経験したミスを他の人に擬似体験として共有するのはどうでしょうか?
ミスを挽回できた時にその方法をマニュアル化したり、注意喚起をすることで他の人は今後同じミスが起こることを防ぐことができるので、あなたが経験したミスは貴重な勉強材料となりますね!
③ 明るい雰囲気で仕事をする
ミスをしてしまうと、余裕がなくなったりイライラしやすいです。
自分のことで精一杯になってしまいますよね。
そのような態度は、職場の雰囲気を悪くしてしまいますので極力避けましょう。
私の以前の職場にいた誰にでも親切でいつも温厚だった先輩の話です。
その先輩は自分がミスをした時も、当時新人だった私が質問したことに笑顔で教えてくれたり、イライラした姿を見せなかったことがとても印象に残りました。
もし私が先輩の立場だったら、自分の感情を優先して職場の空気を悪くしていただろうなと思います。
先輩の人間力にとても尊敬し、先輩みたいになりたいと思った瞬間でした。
ミスをしても職場の雰囲気を壊すことなく、ひたむきに仕事している姿を見たらとても好印象ですよね!
まとめ
- ミスをした後にポジティブでいられる工夫をする
- ピンチをチャンスに!ミス後の対応で高評価に繋げられる!
どんなに経験を積んで周りから完璧と言われるような人でも、ミスが絶対無いわけではないと思います。
私も前職でその業種のベテランになってもミスはしましたし、自分が何でも出来るという自信があったわけでもありませんでした。
ミスしないようにするという考えももちろん大切だとは思いますが、ミスしてしまった後どのように行動するか、今後同じミスを防ぐためにどのように気を付けるかを具体的に理解することが重要だと考えます。
日々情報や技術が改新していく世の中で、時流に合わせて自分がアップデートしていくことが重要だと気付かされます。
ミスすることも勉強と考え、それを乗り越えてパワーアップしたことを自分の武器にしていきましょう!
例えあなたがピンチに陥っても、そこにはチャンスもセットになって転がっています。
あなたがそのチャンスを掴んでより成長することを応援しています!