ふとした時に、
「この仕事、向いていないかもしれない」
と感じてしまうことは、誰でもありますよね。
仕事が合わないと周囲に漏らしたら、それは甘えだと言われてしまったり。
私自身、仕事が合わないと感じている事を家族に話すと、
「考えが甘い」
と言われて、言い合いになった事があります。
仕事が合わないと感じる事が甘えとは、当時の私は全く思っていなかったのですが、振り返ってみると、確かに甘いと思うところもあります。
今回は、どんな時に甘えと思われてしまうのか、仕事が合わないと感じた時にやるべきことをお伝えしていきます。
甘えと思われてしまう状態5選
1.責任逃れ
もしあなたが、失敗が続いていることで仕事が合わないと感じているのであれば、甘えの可能性があります。
失敗の原因が、自分の不注意や確認不足によるものなのに改善の努力をせず、仕事が合わないと言っていると、責任逃れをしていると思われる場合があるからです。
失敗の原因を深堀してみましょう。
2.知識・スキル不足
知識やスキルが不足していると、仕事がうまくいかないので、仕事が向いていないと感じることがあります。
私は、販売の仕事で管理職をしているのですが、
「商品が全然売れません。この仕事向いていないみたいです」
と相談されることがあります。
そんな時に、商品知識の確認をすると全然商品の事を分かっていなかったり、販売スキルが足りていない事が多いです。
知識やスキルが足りていないということはないか、確認してみましょう。
知識・スキル不足の状態で努力もせずに、仕事が合わないと感じているようであれば、甘えとみなされる可能性があります。
3.コミュニケーションを自分から取らない
コミュニケーションを周囲と取らないと、ミスが増えたり、孤立してしまったりすることが増えるので、仕事が合わないと感じやすくなります。
私は以前、IT系の会社で働いていたのですが、周囲はまじめで寡黙な方が多く、仕事中ほとんど誰とも話さず過ごしていました。
当時は、コミュニケーションを取らない事が原因で、ちょっとしたことでもうまくいかない事があったり、人間関係で悩んだり、仕事や職種が自分には合わないと考えることが多くなっていきました。
今となっては、コミュニケーションを自ら周囲と取ることで、解決できたことも多くあるかなと感じています。
4.他にやりたいことが特にない
特に他にやりたいことが無いのに、現状の不満や不安から仕事が合わないと言うのは甘えていると思われる可能性があります。
今抱えている問題から逃げ出したいだけのように聞こえてしまうからです。
自分のキャリアや今後の目標や夢を持たず、ただ現状の不満をもらしているだけの状態になっていないか確認してみましょう。
5.まわりのせいにばかりしている
上手くいかないことを全て周りの人や環境のせいにしている場合、甘えとみなされる場合があります。
私の職場に、文句ばかり言っているメンバーがいました。
「店長が私のモチベーションを上げる働きかけをしてくれないから、やる気がおきなくて辞めたい」
「この商業施設はお客さんの質が悪く、自分の接客スタイルと合わない」
などなど、上手くいかないことは周りの人や環境のせいにしていました。
問題を自分で解決する努力をせずに、周りや環境のせいばかりにしていないか確認してみましょう。
仕事が合わないと感じた時にやるべき事
1.自己分析を行う
自己分析とは、自分の性格や興味があること、価値観などについて深く考えることです。
自分はどんな性格で、どんな事に興味があって、何をしている時に幸せと感じるのか。
徹底的に自分と向き合います。
自己分析を行うことで、漠然と仕事が合わないと感じていた部分が明確になる事があったり、逆にこの仕事は自分がやりたい仕事だったと気が付く場合があります。
自分では気がついていない特徴があることも多いので、家族や親しい友人などから自分の長所・短所などを聞いてみるのもおすすめです。
2.目標・キャリアプランを考える
自己分析が終わった後は、今後の目標・キャリアプランを考えましょう。
自己分析を行ったことで、自分の興味や価値観がはっきりしているので、目標やキャリアプランを考えやすくなっているはずです。
キャリアプランは、3年後に店長になる、5年後にマネージャーになるなど、具体的に数字を使ってイメージするのがおすすめです。
そして目標は立てた後、定期的に振り返る習慣をつけましょう。
しばらく時間がたつと、立てた目標を忘れていたり、目標からかなり外れた行動をしていることも多いです。
私は、カレンダーに目標を振り返る日を入れて、定期的に振り返るようにしています。
おすすめですのでぜひやってみてください。
まとめ
- 甘えと思われてしまう状態5選
1.責任逃れ
2.知識・スキル不足
3.コミュニケーションを自分から取らない
4.他にやりたいことが特にない
5.まわりのせいにばかりしている - 仕事が合わないと感じたら、まず自己分析をして、目標・キャリアプランを考える
本記事では、どんな時に甘えと思われてしまうのか、仕事が合わないと感じた時にやるべきことを紹介しました。
私はIT業界にいた頃、
「この仕事は自分には向いていないかもしれない」
「まだ1年しか経っていないのに、合わないから辛いだなんて甘えていると、周りから思われるかもしれない。」
と、ただ漠然と不安を感じていました。
そして、今回ご紹介した自己分析とキャリアプランの設定を行い、全く別の業界に転職しました。
自分と向き合う事は、とても面倒で怖いことでした。
そして、キャリアプランを元に実際に行動することは、もっと不安と恐怖でした。
転職する事が、甘えだと思われないかと、周りの目も気になりました。
しかしそれを乗り越えることで、自分の好きなやりがいのある仕事に就くことが出来ました。
仕事が合わない、そしてそれが甘えかもしれないと感じている全ての人に、まずは自己分析を行ってみて欲しいです。
自己分析までは、ノーリスクです。
この記事を読んでいるあなたが、漠然とした不安から解消され、自分の価値観にあった仕事が出来ることを心から願っています。