大人になると仕事に関する悩みごとを1人で抱え込んでいる人は多いのではないでしょうか。
特に就職、転職して間もない方は覚えることも多く知らぬ間にキャパオーバーで思考停止している可能性があります!
私も社会に出てからと言うもの、キャパオーバーしては自分を奮い立たせを繰り返している内にあっという間に12年もの月日が過ぎていました。
この記事では、キャパオーバーで思考停止する前に少しでも心を和らげる方法をお伝えしたいと思います!
キャパオーバーするとどうなるの?
キャパオーバーとは英語で『許容』を意味するキャパシティ+『〜を超えて』を意味するオーバー =キャパシティオーバーの略です。
『許容範囲を超える』という意味です。
- 何もやる気がでない
- 急に涙が出てくる
- 周囲の声が耳に入ってこない
- 普段普通にしている会話でもイライラする
などが挙げられます。
できない自分を責めてしまい辛い上に、イライラしたりすぐに涙が出る自分が嫌になり負の連鎖が勝手に広がっていきます。
時間の流れに沿って社会人になり誰もが当たり前に働いて行く中で、自分だけがこんなにも辛いのではないかと思うほど心がすり減っています。
キャパオーバーすると本来持っている力が発揮できないのです。
このような負のスパイラルをいとも簡単に抜け出せる人とそうでない人がいます。
キャパオーバーを抜け出せる人と抜け出せない人の特徴
そもそもキャパオーバーするのは、その人だけの原因ではない事がほとんどです!
その人だけの問題ではなく職場環境が整っていない為に起こりうる可能性が高いと考えられます。
- 人手不足
- 長時間労働
- 人間関係
などたくさん要因はあります。
逆に言えば上記の様な環境で働いていると、キャパオーバーしない人の方が少ないと言えます。
ではキャパオーバーを抜け出せる人と抜け出せない人の特徴を挙げて比べてみたいと思います。
環境に抗いキャパオーバーにも屈しない強靭なメンタルを持つ人の特徴
- 自分の意思・意見をはっきり伝えることが出来る(できないことは断ることが出来る)
- 上司などから受ける理不尽な指摘を受け流すことができる
- 仕事以外のプライベートな時間が充実している
- 切り替え、リセットが早い
- 適当に手が抜ける
- 人に頼ることが出来る
- 話を聞いてくれたり相談する相手がいる
キャパオーバーしメンタル崩壊しがちな人の特徴
- 自分の意思・意見がうまく言葉にできない(できない事を断れない)
- 真面目がゆえに上司などからの理不尽な指摘を真に受ける
- 仕事以外のプライベートな時間が充実していない
- 切り替えられず、家に帰ってもずっと仕事の事を引きずる
- 完璧主義で手が抜けず、全てを背負ってしまう
- 人に頼れず、全て自分で解決しようとする
- 殻に閉じこもり悩みなどを1人で抱え込む
キャパオーバーしている人は思い当たる点が多いのではないでしょうか。
私はどちらかと言うと後者に入ります。
周りの目を気にして人の意見を優先させたり、人に頼るより自分でやる方が楽だなんて思っていました。
自分が気付かないうちにストレスは満タンになり、人に優しくされた瞬間に抱えきれなくなって涙が溢れ出した事も片手では収まりきらないくらいあります。
完全にキャパオーバーの思考停止状態です!
私みたいな経験がある方は危険です要注意!
そんな方は続きを読んでみてください!
メンタルケア①
今実際にキャパオーバーで思考停止寸前の方におススメしたいメンタルケアを紹介していきます!
まずは自分と向き合いましょう。
できれば有給をとって(無理なら体調不良など適当な理由を伝え休む)家族でも友人でも信頼出来る人と一緒にリフレッシュしましょう。
もし言えるのならば、悩み事を打ち明けるだけで満タンだった心の負担が軽くなります。
泣いてもいいのです。
うまく言葉に出来なくても良いのです。
きっと伝わります。
人と一緒に過ごす事を負担に感じる方は、ノートや紙などに悩みや不安、思っている事を書き出してみましょう。
自分でも気づいていなかった心に閉じ込めていた感情や思っている事が見えてきます。
案外、紙に書き出す方がスッキリする人もいるかもしれません。
キャパオーバーする人や仕事以外でも辛くなる人は、自分の感情が心の奥底に落っこちている事が多いです。
どうか自分を1番に優先してください。
メンタルケア②
自分と向き合い、思っている事や辛い事が分かれば自然とやるべき事が分かってきます。
仕事をする中で1人では難しい部分は同僚や上司に助けを求めましょう。
出来ないと思う事は断って大丈夫です!
それぞれ自分の意思・意見を持っているものです。
人に頼って、時には甘える事は悪いことではありません。
「こんなにいっぱいいっぱいなのに何で気づいてくれないの?」
そう思っている方、気づいてもらおうとするのは諦めてください。
自分が思っている以上に他人は気づいていないものです。
感情は態度ではなく言葉で相手に伝える事を心がけましょう。
もし出来ない事を断っても押し付けられたり、助けを求めても手を差し伸べてくれないような環境であれば退職、転職することも検討しましょう!
続けなければいけないと頑張りすぎず、自分を苦しめる環境であるならば、怖がらずに新たな道へ進むことでストレスから解放しましょう。
自分を大切に出来るのは自分自身です。
少しずつ周囲に発信できるようになれば、ストレスのバロメーターが低くなるはずです!
メンタルケア③
仕事以外の事に目を向ける事も大切です。
旅行や趣味に没頭するもよし!
仕事の日にはできないお家の掃除を徹底的に行うのもよし!
家の乱れは心の乱れとよく聞く言葉ですよね。
家の中を掃除して綺麗にする事で、想像以上に自分の心と体もスッキリしますよ!
まずは居住環境を整え、美味しい食事を食べ軽く運動やストレッチもしくはお散歩なんてしてみるのもいい気分転換になります。
生活リズムが整えばあとはしっかり睡眠をとって気持ちよく目覚める。
これだけでも人は自分を取り戻せるものです。
私は歳を重ねるにつれ、美味しいご飯と睡眠時間に重きを置くようになりました。
休日1人で過ごす日は、自然に目が覚めた時に起床しそのままストレッチをします。
YouTubeでもたくさんストレッチ方法があるので何種類か織り交ぜて、長い時は1時間くらい続けます。
心も体も穏やかになります。
走ったり運動するのはきついと思われる方にはストレッチをオススメします!
まとめ
- キャパオーバーとは自分の許容範囲を超えてしまい、本来の力が発揮できないこと
- キャパオーバーする人としない人では真逆の考え方であること
- 自分と向き合い、時には人に頼ること、また仕事以外に視野を向けることで本来の自分を取り戻すことが出来る
社会人になり仕事に就くと、周囲の人と比較して弱音も吐かずにため込んでしまいますよね。
ですが、同じように辛く苦しんでいる方も多いはずです。
自分だけだとため込まずに、笑顔で仕事ができるように自分自身を労わりましょう!
仕事でキャパオーバー状態の方は、自分の気持ちに素直になりどんどん周りの人にも伝えていきましょう!
何より自分を大切に、楽しく笑って過ごせますように。