「仕事でミスすることが同僚より多い気がする。」
「周りの人は難なくこなしているのに、自分にとってはすごく苦痛。」
そう感じながら毎日仕事を続けるのは、本当に辛いですよね。
どんどん自身がなくなって、いままでできていたこともできなくなったり…。
自分は給料泥棒になっているのではないかと落ち込んだり…。
けれど、そんなときは仕事がそもそも自分にとって向いてない仕事である可能性が高いのです。
「自分は仕事ができないんだ。」
と自分を責めなくて大丈夫です!
この記事では、仕事が向いてないと感じたとき、その仕事に見切りをつけるべきタイミングについてお話します。
仕事が「今、できないだけ」なのか「そもそも向いていない」のか
「自分は仕事ができないな。」
と感じたときに考えてほしいことがあります。
“できないと思う仕事ができるようになるためにどうすればいいか”を思い浮かべることができますか?
“必要な知識が足りていないので、基礎に戻って学習する必要がある”“もう少し経験を積めば慣れることができそうだ”など、具体的に向上する方法が思い浮かぶ場合は、現状において仕事に必要なスキルが身についていないだけなので、しかるべき努力の上で必ず仕事ができるようになります。
では、具体的な対策がなにも浮かばないときはどうでしょう。
そのときこそ、仕事が向いていない可能性、つまり仕事と自身の性格との適正を疑うべきときです。
仕事が向いていないとはどういうことか
仕事が向いていないと感じ、見切りをつけるべきか悩む理由はどのようなものでしょうか。
ひとくちにただ仕事に向いていないと言っても、その内容や程度もさまざまで“仕事としてこなすくらいであれば、割り切れるから大丈夫”なこともあれば、“仕事だと割り切ることが難しく、とにかく苦痛を感じる”場合もあります。
もしあなたが後者にあてはまるのならば、明らかに性格的にその仕事に向いていないと言えるでしょう。
ひとつお伝えしておきたいのですが、性格的にその仕事に向いていないことと、能力が低いことはイコールではありません。
仕事への適性も、人間関係と同じで相性の問題なのです。
自分のことを責める必要はありませんし、いまの仕事に向いていないからといって、すべての仕事に向いていないというわけではありません。
自分の可能性について、冷静に考えていきましょう。
向いていないと感じる仕事を続けるメリット・デメリット
向いていないと感じる業務であっても、仕事だと割り切れる程度であれば、その仕事を続けることで安定した収入を維持できたり、現環境でのステップアップが可能であったりと、仕事を続けるメリットもあります。
しかし、性格的に向いていない場合、仕事を続けることには明確なデメリットがあります。
そもそも性格的に向いていないような業務に携わること自体が心身の負担になります。
苦痛を感じながら行う仕事には、達成感や仕事の過程でのやりがいを感じられることがないので、自尊心を削られることも少なくありません。
また、転職する際に不利になりがちです。
性格的に向いていない仕事を続けて身につけたスキルがあったとして、それは次に挑戦したい仕事で活かせるものでしょうか。
現状の仕事が性格的に向いていないのであれば、自分の適性をよく考え、今と違う業種にチャレンジする方が良い場合がほとんどです。
現在の仕事でキャリアを重ねるよりは、早期に自分に合った仕事を探したり、スキルを身につけた方が今後のために有用な時間を過ごすことができます。
仕事に見切りをつけないほうがよいとき
見出し1でふれた“今、仕事ができないだけ”の状態で、今後仕事ができるようになる見通しがたつときは、今の仕事を続けスキルアップ、ステップアップを図るほうがよいでしょう。
また見出し2でふれた“仕事としてこなすくらいであれば、割り切れるから大丈夫”な場合も、今すぐ見切りをつけるのはやめたほうが賢明といえます。
さほど心理的負担なくこなせているのであれば、続けることで苦手なことでも慣れたり、要領を得ることでむしろ得意分野になっていくこともあるからです。
仕事に見切りをつけたほうがよいとき
性格的に仕事に適性がないことが理由で仕事に向いていない場合は、早期に見切りをつけて次の仕事にチャレンジするべきです。
達成感ややりがいを感じられずに、ときには自尊心を削られながら仕事を続けることに意味はあるでしょうか。
少しでも早く自分に向いている仕事を見つけ、その仕事のためのスキルを身につけるほうが、人生の多くの時間を有意義に過ごせるはずです。
私は転職の経験がありますが、向いていない仕事に早々に見切りをつけ、より適性のある仕事に就いてよかったと思っています。
まとめ
- 向いていないと感じる仕事について、具体的に向上する手立てが考えられる「今、できないだけ」なのか、今後向上することが想像できず「そもそも向いていない」状態なのか。
- 向いていないと感じても、仕事だと割り切れるのか、そもそも性格的に適性がないのか。
- 向いていないと感じる仕事を続けるメリットとデメリット。
- 仕事が「今、できないだけ」だったり、「仕事だと割り切れるとき」は見切りをつけるのはやめたほうがよい。
- 性格的に適性がなく、今後の向上の見通しが立てられないときは見切りをつけるべき。
仕事に見切りをつけ次に進むには、勇気や行動力が必要になります。
先行きを考え、どうしても不安になりますよね。
しかし、今が見切りをつけるべきときかどうかわかれば、ためらいなく行動をおこすことができるのではないでしょうか。
この記事が、その選択のために少しでも参考になれば幸いです。