同僚や、周囲の人たちに優しい対応ができなかったり、気分がなんだか落ち込んでイライラしながら仕事をしていることはありませんか?
心当たりがある方は、心が荒んでいる状態なのかもしれません。
そんな状態のまま、仕事をしていてもあまりうまくいくことがないですよね。
この記事を書いている私自身、
「うわ~、私今心が荒んでいる!何もうまくいかない!!」
と感じることがあります。
そんな時は本当に仕事がうまくいかないし、それでさらに落ち込んで負のスパイラルに陥ってしまうこともあります。
そこで今回の記事では、心が荒んでしまう原因と対処方法を解説していきます。
トゲトゲした感情に振り回されて仕事がうまくいかないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
心が『荒む』というのはどういう意味?こんな言動に要注意!
「荒む」という言葉はどういう意味かというと、
“心の持ち方・行動などが乱れてきて、ゆとりやおおらかさがなくなる。とげとげした状態になる。”
引用:「デジタル大辞泉」(小学館) https://daijisen.jp/
…とのことです。
この説明を分解して考えると、心が荒むという状態は、
・余裕がないのでその結果言動が乱れる
・自分にも他人にも攻撃的になってしまう
ということなのではないでしょうか。
そして、自暴自棄になってしまったり、周りの人に八つ当たりしてしまう方もいるかもしれません。
心が荒むと、普段では考えられないような行動をしてしまうこともあります。
いつも快く聞き入れていた同僚からのお願いにも、なんだか冷たい態度をとってしまった。
・・・というようなことは、私だけではなく多くの方が経験しているのではないでしょうか?
心が荒むのはナゼ?よくある原因
それでは、どうして心が荒んでしまうのでしょうか?
よくある原因について考えてみましょう。
① 日常的なストレス
人間はストレスが溜まってしまうと、心身に余裕がなくなります。
普段だったら、なんでもないようなことに対しても、過剰に反応してしまうことがあります。
例えば、会社で失敗をして上司に問い詰められるようなことがあったとします。
そうしてストレスのかかった状態で帰宅した際、普段なら気にならなかったのに、自分の子どもが片付けをすぐにしなかったからといってヒステリックにまくしたてるように言ってしまう姿が想像できますよね。
慢性的にストレスが加えられると、心とそれに伴う言動が乱れる原因になってしまいます。
② うまくいかない人間関係
人間関係がうまくいかない、ということは多くの方が体験したことがあると思います。そんな時は、相手に対して必要以上に気をつかうので、心身が疲弊してしまいます。
例えば、友人と口論をしてしまった時のことを想像してみてください。
私だったら、そのことについていろいろ考えてしまいます。
「私が悪かった?どうやって謝ったらいいの…?」
というようなことが心に渦巻いて、余裕がなくなってしまいます。
このような場合は、相手の身になって考えすぎてしまうので、その結果自分の心が荒んでいるのではないでしょうか。
③ ミスや失敗による自己嫌悪
何度も同じミスや失敗を繰り返してしまうことが時には起こると思います。
そんな時は自分に対する失望や、悲しい気持ちでいっぱいになってしまうのではないでしょうか。
例えば、職場で前にもやってしまったミスをして注意を受けたりすると、
「何度も同じミスをくり返すなんて、本当に自分はダメな人間だ…」
このように自分を責める考え方になることで、心が荒んでしまうのです。
④ 経済的な問題
欲しいものを買うことができなかったり、生活費などの支払いに追われたりすることがあるかもしれません。
そんな時は、欲しいものを手に入れることのできない歯痒さや、生活の安全が脅かされる焦りに襲われて気分が滅入ってしまうでしょう。
例えばもし、来月の家賃が払えるかわからないという状態に陥ってしまったとしたら、
「追い出されて住むところがなくなってしまったらどうしよう…」
とネガティブな気持ちになってしまいそうですね。
経済的な問題のある状態では、心が荒むのは当然だと考えられます。
⑤ 辛い恋愛
プライベートな人間関係において、恋愛関係というものが大きな問題となることも多いと思います。
例えば、大好きだった恋人との別れというイベントが発生すると、ショックを受けて何も考えることが出来なくなってしまうという方も多いのではないかと思います。
お付き合いしていた恋人との別れは、心に穴をあけてしまう要因となるには十分なことです。
身だしなみがどうでもよくなったり、部屋が汚くても気にならないという状態になる方もいます。
何も考えることが出来なくなって身の回りが乱れてしまいます。
付き合っていたパートナーとの失恋は心が荒む状態を作り出す大きな原因の1つになり得ます。
心が荒みやすい人の性格の特徴は?
心が荒む原因は様々でしたが、心が荒みやすい人の性格の特徴はあるのでしょうか?
自分だけではなく、身近にいる人にも当てはまる項目がないかチェックしてみてください。
・被害妄想が激しい面がある
・いろいろなことを自分一人でやろうとする
・完璧主義で中途半端にすることができない
・仕事とプライベートの切り替えが苦手
・そもそも生活習慣が乱れている
・プライドがとにかく高い
これらの性質を持っている人はストレスを受けやすく、ネガティブな気持ちを引きずりやすいので心を荒みやすいので注意が必要です。
私自身も心あたりのある項目がいくつかあるので心配なのですが、自分の性質を知ることで対策もしやすくなるでしょう。
心が荒んだ時は試してみて!対処法5選
それでは、心が荒んでしまった時はどうすればよいのでしょうか?
できるだけ簡単にできそうな対処法について考えてみました。
① 身体を休息させる
心が疲れたと感じたら、まずは体の疲れを取ることが重要です。
心と体はどんな時も連動しているからです。
具体的には7時間以上の睡眠をとるようにしましょう。
睡眠によって体の疲れが取れたら、それに伴って自然と気持ちもスッキリします。
私は、寝る1時間前に湯船につかってリラックスしてからベッドに入ります。
こうすると質のいい睡眠がとれるのでおすすめです。
身体を休ませる事は心の癒やしにつながります。
休日は遊びたいという方でも、心や体が疲れた状態で遊ぶのは逆効果になる事もあります。
まずは体の疲れをとることを優先させてみてはどうでしょうか。
② 自分のなりたい姿を思い浮かべる
夢や目標があるということで、人はそれに向かって頑張ることができるようになります。
たとえ職場で上司に無理難題をふっかけられても、それを乗り越えてがんばろうという目標があれば頑張れることがあります。
たどり着きたいゴールや具体的になりたい姿があると、心がワクワクします。
どんなに頑張っても心の疲れを感じづらくなることでしょう。
私はどのような目標があるか、それについて紙に書きだすようにしています。
具体的に書いて考えるとメージが湧きやすくなりますよ。
③ ストレスの原因を遠ざける
仕事やプライベートでの人間関係など、生活の中で心が疲れてしまっていることもあるでしょう。
そんな時は、外から入ってくる情報を思い切って断ってしまってはいかがでしょうか。
具体的には、
・電話やメッセージなどで人と連絡をとらない
・誰にも会わないようにする
など、とにかく外部との連絡をとらない時間をつくるようにします。
そうすることで、心を疲れさせる外からの刺激がなくなり、心をリフレッシュさせることができます。
これは普段スマホの奴隷のような生活をしている私には難しいと感じていました。
けれど週末などにこうして必要以上の連絡のない状態をつくることで、仕事や人間関係に新鮮な気持ちで向き合えることができるようになりました。
④ ポジティブな言葉や考え方に触れる
物事を悲観的に考え続けることで、不安な気持ちはどんどん大きくなってしまいます。
逆に言うと、ポジティブな考え方をすることさえできれば、不安な気持ちやイライラを抑えることができるはずです。
絶望的な状況にあったとしても、
「大丈夫、私は乗り越えられる…!」
と自分に向かってポジティブな言葉をかけてあげましょう。
つらい状況を嘆いて悲観するよりも、前向きに明るくいようという気持ちが、自分のことを元気づけてくれます。
また、悪かった結果にばかりとらわれずに合理的に考えてみると、ストレスの原因と解決策を見つけることができるでしょう。
私は、自分でポジティブな言葉を思いつかないので(苦笑)ポジティブな有名人の言葉を検索したり、ポジティブな方の話を聞き、考え方に触れるようにしています。
⑤ 信頼できる人に相談してみる
特に強いストレスを感じているときは、自分にポジティブな言葉をかけるということすら難しいかもしれません。
そんな場合は周囲の誰かに助けを求めてみましょう。
電話をしたり、直接会って話をしてみましょう。
あなたのことを理解してくれている友人は、あなたが過去に障害や不安を乗り越えた時のこと思い出させてくれることもあります。
迷惑がられるのではないか心配したり、躊躇せずに誰かに話すことが大切です。
まとめ
・心が荒む原因は、仕事やプライベートの中で発生するストレスによるところが多いので、その耐性が弱い方は充分に注意しましょう。
・心が荒んだ時は自分に合った解決策を見つけて早急に対応しましょう。
仕事やプライベートの中で他人と関わったり、自分の役割にあたえられた仕事をしていると、ストレスは必ず発生するものです。
その中で心が荒んでしまうこともあるでしょう。
もちろん、この記事を書いている私も心が荒んだ状態になることがありましたし、これからもそういうことがあると思います。
その時に自分がどういう原因で心を荒ませてしまうことがあるのか、どのような解決策が有効か、あらかじめ知ってすぐに対応できる状態にしておくことが大切だと考えています。
皆さんも自分のタイプに合わせた解決策を用意して、心が荒んでしまう状態も乗り越えていきましょう!